​スリランカは、南アジアのインド亜大陸の南東にポーク海峡を隔てて位置する共和制国家。旧国称は「セイロン」。現在もこの国が占める主たる島をセイロン島と呼び、最大都市はコロンボで、首都はスリ・ジャヤワルダナプラ・コッテ。総人口は約２,２１６万人（２０２１年）。１９４８年２月４日、イギリス自治領（英連邦王国）のセイロンとして独立。１９７２年にはスリランカ共和国に改称し、英連邦内の共和国となり、１９７８年から現在の国名となった。1952年サンフランシスコ平和条約発効を機に日本との国交樹立。2022年国交樹立70周年を迎えた。

英語表記では、 Democratic Socialist Republic of Sri Lanka。

通称 Sri Lanka。

日本語表記は、”スリランカ民主社会主義共和国。通称はスリランカ。

​シンハラ語で、スリは「聖なる」「光り輝く」「高貴な」、ランカは「美しい」という意味です。

セイロン島はインド洋にあり、ベンガル湾の南西、アラビア海の南東に位置する。気候は熱帯性であり高温多湿で、海岸部・低地では年平均気温27 - 28°Cであるが、高地の気候は冷涼である。ヌワラ・エリア（標高約1,890m）では年平均気温22°Cと、一年中常春のような気候である。

IMFの統計によると、2019年の1人あたりの名目GDPは3,852ドルほどで、南アジアではモルディブに次いで第2位と、域内では経済が発達している国である。スリランカの主な経済部門は観光産業、茶の栽培、繊維産業、それに稲作やその他農産業である。

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スリランカの識字率は92.5%でありこれは開発途上国としては極めて高い水準である。青年の識字率は98%。コンピュータ・リテラシーは27.5%、小学校（プライマリースクール）への進学率は99%である。教育制度として、全国すべての子供に9年間の義務教育を適用している。